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福岡市中央区警固にある洋服と雑貨の店 sway のブログ 福岡市中央区警固3丁目1-28 アーバン警固302 Open 13:00 Close 21:00 定休日【木曜日 & 1・3・(5)水曜日】 sway@hotmail.co.jp


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Minoue 2

 ここから読んでも、意味不明です。

 ども、swayです。

 ここから読み始めちゃった人は、
 「Minoue 1
 を読んでから、帰ってきてください。

 さて、
 続きです。

 まさに、「潮まかせ」なボートでの旅。
 どこに向かっているのか、わからない恐怖。

 見たことのない魚。
 食べれるのか疑問な色の魚も、
 結構おいしくいただきました。

 魚をとる技術をくれたシロクマに感謝です。

 どれくらい漂っていたことでしょう。
 たまに、島に流れ着くこともありました。

 変な石の置物がいっぱい並んだ島。
 黄色や緑の鳥がいっぱいいる島。

 サルがいっぱいいる島。

 仲良くなろうと近づきましたが、
 「キキー」としか言わないので、
 話が通じませんでした。

 「ここじゃない」

 そんな心の声に押し出されるように、
 海に戻る日々。

 さらに、数年経ったでしょうか?

 私は、島っぽくない大地にたどり着きました。
 そこはアラスカとは違い、乾いた土に覆われ、
 Tシャツ1枚でも大丈夫なくらい、暖かな土地。

 「ここかもしれない」

 そう思っていると、遠くから変な生き物が跳ねるように・・・
 いや、もう跳ねながらこちらにやってきます。

 よく見ると、お腹にポケット。

 「入りてー」

 目の前を通り過ぎていったソイツを、無心で追っかけました。

 ただ、早い。
 
 全く追いつけないまま、ソイツは遠くへ消えていきました。
 しばらく、そいつの仲間を見つけるたびに、
 追い回していたのですが、数十回繰り返すうち、
 追いつけないことを悟りました。

 身体の作りが違う。

 私は「大きなへそみたいな石」の上で、
 ボーっとすることが増えていきました。

 肌は焼け、白かった肌が小麦には・・・
 ならず、
 ただただ、赤くなるだけでした。

 しばらくボーっとしていると、
 遠くで、あの跳ねるヤツを追い回す、小さな「何か」を見つけました。

 スカートで裸足。
 人間でした。

 短い髪を振り乱し、
 確実に追いつけないスピードで、
 跳ねるヤツを追い回しているのです。

 次の日も。
 その次の日も。

 気がついたら、
 私も、もう一度追い回すようになっていました。
 乾いた大地で、サルとちいさな人間は、
 ソイツを追い回したのです。

 時には、獲物がかぶることがありました。
 その際は、跳ねるヤツに置き去りにされた後、
 グーで闘いました。

 でも、何か殴っちゃいけない気がして、
 躊躇しているうちに、
 いつも、ボコボコにされているのでした。

 その人間は、私をボコボコにした後、
 いつも、ドロドロに溶けたチョコをくれました。

 「チョコとグー」

 意味不明な言葉を発する人間。

 それが、
 私とオーナーの出会いです。

 サル、22歳の秋でした。

 つづく

 Have a nice sway
by swayblog | 2010-04-01 18:37 | Diary